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2010年08月19日 (Thu)
城之内相手に書いてみました!
デフォルト名は小波くん・・・って、変換とかできません。
ためしに書いてみただけのもんなんで許してちょ。
いかんせん周りが夢書き多いんで、読ましていただいてたらそら書きたくなるわ・・・!

個人的にクラスメイトの誰か×城之内とかおいしい変態なんで、さらさらっと書けてみたり・・・

ん?鬼城SS?んー?ちょっと何言ってるかわかんないです。
すみません待ってる人もいないと思いますがまたちょこちょこ進めます。


つづきじょうからどうぞー!電波作文!ヤンデレ注意!

学パロで鬼柳と城之内を生暖かく見守る夢小説書きたーい。

「おっ、開いてる開いてる」
鉄の階段を、かん、かんと音を立てて駆け上がる。
はしゃぐ姿が、とても愛らしい。

「すっげえー・・・・」

城之内は、目の前の景色に思わず感嘆の声を漏らした。
全く濁りのない、綺麗な橙色の夕焼け。
ここ最近は梅雨は終わったというのに雨が降っていてばかりだ。この夕焼けは貴重だろう。

「小波っ、すげーなっ、綺麗だなっ」
「お前・・・・普段は夕焼けなんか見たって絶対はしゃがないだろ」
「だってよぉ・・・こんな綺麗なのは、めったと見れねぇぜ」

放課後、屋上。
城之内が、今日は空が綺麗だから、屋上で見てから帰ろうと言い出したのだ。
もちろん、かわいい城之内の願いなのだから断るはずはない。

城之内は壁の手摺りにもたれ掛かって、目を輝かせている。
「何かいいことでもあったのか、城之内」
「バレたか?」
やけに機嫌がいいのでそう訊いてやると、城之内は大層嬉しそうな顔をした。
「何だよ。俺に教えてくれよ」
頭をくしゃくしゃ撫でてやる。
城之内はやめろよ、と俺の手を退け、楽しそうに話し出した。

「へへぇ、今日遊戯の奴がなぁ・・・」

・・・・また武藤遊戯か。
また武藤遊戯の話なのか。
不快だ。

武藤は城之内と一年からずっと一緒にいる。ずっと同じクラス。ずっと近くの席だ。
俺と城之内は違うクラス。しかも離れた。同じ部活で仲良くなった仲だ。
弁当だって一緒に食べることは稀だし、たまの休み時間ぐらいしか、登下校中と休みの日以外に二人の時間はない。
だから、今日何があった、と聞いて武藤達の話が出てくるのはなんら不思議ではない。
でも。
昨日も今日も、武藤の話だ。

俺が付き合いたいと言ったとき、戸惑いながら許してくれたじゃないか。
俺も好きだって言ってくれたじゃないか。
あれは嘘なのだろうか。
俺の想いを無下にできないと無理して嘘を付いたのだろうか。
違うなら。
もし違うならもっと俺の事を見てくれてもいいだろう。
確かに、たまに俺の分の弁当を作って来てくれたり、家に遊びに来ればキスだってしてくれる。
それは嬉しい。幸せだ。
城之内が、城之内が俺のために何かをしてくれるのだ。
最高だ。この世の全ての何よりも。
でも、まだ足りない。

一緒にいなくても、授業中も、昼休みも、終礼も、部活していても、バイトの時間も、家にいても、
寝ている間もずっと俺の事を考えていてほしい。
いい事があったのかと聞かれたら、俺の事しか言えないくらいに。
俺の事しか考えないためにずっと一人で、誰とも会話しないくらいに。
俺の事だけ見ていてほしい。
城之内の頭には俺だけいればいいのだ。

俺が城之内にそうしているように。


武藤が恨めしい訳ではない。あんな奴より俺の方がずっと城之内の事を見て、考えて、気遣って大事にしている。
ただ、もっと城之内を傍に置く時間が欲しい。
片時も離れずにいれたら。
そうしたら、城之内も俺の事だけを―

「・・・・小波・・・・?」

はっと気がつくと、城之内が訝しげに俺の顔を覗き込んでいた。

「大丈夫か?すげー怖い顔してたぞ」
俺の頬を軽くつねりながら、首を傾げる。
「ありがとう」
大丈夫だ、と微笑んで、俺も城之内の頬を撫でた。
皮膚を引っ張られて片目を閉じるのがかわいい。
もちろん、城之内がするからかわいいんだが。

油断している城之内を、力一杯抱きしめる。
少し驚いた声。
抱き返しては、こない。

「こっ、小波、痛いって・・・・」

城之内の身体が温かい。
俺の背中を叩くが、離してやろうとは思わない。

「なぁ城之内・・・・時間を止めたりできないかな」
抱きしめたまま、ふと呟く。

「・・・・はぁ?何言ってんだ?」

そう言ってから城之内は「誰かが見てたらどーすんだよ!」
と俺の身体を無理矢理押しのけてしまった。顔が赤い。かわいい。
「いや、時間を止められたらずっと城之内といられるのになってさ」

「止められたらって・・・・第一止められねぇし・・・・止めたって、いろいろ困るじゃねぇか」
バイトにも行けなきゃ、食えねーし・・・・と城之内は苦笑いした
。俺がなんでもしてやるから、そんな心配はないのだが。

「時間が流れてるから生きてるんだろ・・・・死なない限りは止まんねぇよ」

・・・・死なない限りは?

「・・・・死ねば、止まるか?」

俺の言葉に城之内は一瞬凍りついたような顔をした。
俺の手を払いのけ、後ずさる。

「ば・・・・ばか、死ねばって・・・」
「死んだら止まるんだろ?」
死ねば時間が止まる。
確かにそうだ。
死ねば成長もしない。明日も来ない。
ずっとこのままだ。
さすが城之内の言うことは違う。

あの世なら二人っきりになれる・・・
この姿、いまの瞬間のままでいられる。
そう思った。
二人で一緒に死ぬんだ。

「城之内、一緒に死のう」
「はっ、離せっ!」
城之内は俺が掴んだ腕を必死で振り払おうとする。

そんなに恥ずかしがらなくていい。

痛いのは一瞬だ。
このお前が綺麗だと言った夕日の下で死ねるなら最高じゃないか。
死んだら、バイトの事も、部活の事も、テストの事も何も考えなくていい。
楽だ。

お前の事だけ考えていられる。
城之内も俺の事だけ見てくれるんだろう。
なにせ二人っきりになれるのだから。


「小波・・・・!」
際まで追い込んだ。

「いっ・・・・嫌だっ・・・・離せ!離せって!小波!」

何をそんなに必死に抵抗するのか。

顔をよく見ると城之内は涙を流していた。恐怖の涙?
嬉しくて泣いているのか。

「やめ・・・・止め・・・・て・・・・・・」
抵抗する力は溢れる涙と比例して弱まる。こんな城之内の表情は初めてだ。
俺が城之内を泣かせている。
嬉しくて泣かせている。
かわいい。
愛しくてたまらない。
城之内が。

・・・勃起していた。

少し惜しいが、このまま突き落としてしまおう。
俺が先に死んだら寂しいだろうから、先に死なせてあげよう。

「・・・・!・・・・・・・・!」
そんなに怖がらなくていい。
これは儀式だ。
結婚式みたいなものだよ。

俺もすぐ後を追うから。

「・・・・・・・・!・・・・」

・・・・
俺は城之内の身体を思い切り突き飛ばした。
城之内はあの羽の様に軽い身体からは想像もつかないほど重い音を立てて、地面に落下した。
・・・・誰かが走って来る足音がする。
死体を確認することはせず、間もなく俺も登った手すりを強く蹴った。


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うわー!
残念です。
実はまだ続くはずだけどまたのろのろ書いていこうと思っています。
鬼柳を出したい。



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